Norimichi Hirakawa

平川紀道は、1982年生まれ。2005年多摩美術大学情報デザイン学科情報芸術コース卒業。2007年、同大学大学院デザイン領域情報デザイン修了。2004年よりコンピューター・プログラミングを用いた映像・音響インスタレーションを中心とした作品群を国内外で発表する。また、池田亮司、大友良英、三上晴子らの作品制作への参加、「Typingmonkeys」としてのライブ・パフォーマンスなど、様々なフィールドで活動を展開する。その表現活動は、鑑賞者が「認知」として知りうる人間の身体感覚とは異なる、コンピューターで扱うような論理的な時空間を、「実感」しうる像として実世界にとどめようとする挑戦であるだけでなく、美や崇高といった人間固有の概念を、人間が享受できる範疇を超えて追求する試みでもあり、その作品は「時間」とは、「宇宙」とは、「世界」とは、そして「私」とは何かを問い続ける装置でもある。

 

近年の主な展覧会に「datum」(2017年、モエレ沼公園 雪倉庫、札幌および、Yutaka Kikutake Gallery、東京)、「datum」(2016年、豊田市美術館 大池、愛知)、「given」(2015年、Yutaka Kikutake Gallery、東京)がある。主な受賞歴に、「アルス・エレクトロニカ2008」インタラクティブ部門準グランプリ、2004年「文化庁メディア芸術祭」アート部門優秀賞受賞など。